「若手医学史研究者が集う会」は、全国・全世界の若手医学史研究者がそれぞれの研究についての意見を交換するためにつくられた互助会です。第6回アジア医学史学会(2012年12月、於慶應義塾大学)をきっかけにつくられました。基本的にはFacebookのグループページ上でクローズドで活動をおこないますので、ご関心のある方は藤本大士(fujimoto.daishi[at]gmail.com)までお知らせ下さい。

本グループの目的

  • 執筆中の論文の検討会
  • 博士論文などの構想・中間発表会
  • 既に出版された本・論文の合評会
  • 医学史関連の情報(新刊や研究会などの情報)の共有
  • 外部資金に関する情報(奨学金、公募など)の共有

研究会について

研究会は基本的にインターネット(Google+Skype)を通じて開催します。そのため、必ずしも東京に居住する必要はなく、開催時間にPCの前にさえいることができれば、世界中どこからでも参加出来ます。

参加者について

現在は院生・PDが10名ほどおり、東京・京都・フランス・アメリカなど全世界から参加いただいております。医学史に関心がある方なら誰でも参加を歓迎いたします。なお、必ずしも日本の医学史をやっている人ばかりではありませんので、日本以外をフィールドとする方も是非。

追記 2013/10/18

参加者が30名となりました!

所属:東京大学エセックス大学、西パリ大学慶應義塾大学立命館大学京都大学同志社大学一橋大学早稲田大学ブリュッセル自由大学、青山学院大学明治学院大学国士舘大学立教大学大阪大学ほか、社会人や出版社勤務の方もいらっしゃいます。

専門:近世・近代日本における医療の社会史、明治〜昭和初期の医学思想・医学教育、19世紀イギリスにおける統計学史、西欧初期近代の生命思想史、日露戦争期の軍事と医学の文化史、ベトナムの医療・社会・文化史、近現代ドイツ看護史、陸軍精神衛生史、日本統治期朝鮮における宣教医療と植民地医学、18世紀フランスにおける獣医学史、19−20世紀転換期アメリカの児童救済運動史、第一次世界大戦アメリカ女性史、近現代台湾医学史、日本の難病の政策史、終末期医療における宗教的ケア、近代日本看護史、イギリス精神医療史、医学・生命科学の医療人類学、など。

注記

本ページはこれまで「駒場医学史研究会」として運営してきましたが、2013年5月13日より、新たに「若手医学史研究者が集う会」として運営していくことになりました。なお、これまでの活動についてはそのまま残してあります。

第14回駒場医学史研究会:20世紀イングランドにおける精神衛生


第14回の駒場医学史研究会のトピックは「20世紀イングランドにおける精神衛生」です。
追記:参加者が集まらなかったので、延期とします。3月にまた開催する予定です。
追記(2012/2/27):開催日が決定いたしました。

検討文献

高林陽展「精神衛生思想の構築――二〇世紀初頭イングランドにおける早期治療言説と専門家利害」『史学雑誌』120(4)、2011年、461-495頁。

補助文献

高林陽展「慈善医療の商業化とスキャンダリズム――ホロウェイ・サナトリアム精神病院を中心に」『史林』 94(5)、2011年、693-732頁。
高林陽展「第一次世界大戦イングランドにおける戦争神経症――近代社会における社会的排除/包摂のポリティクス」『西洋史学』239号、2010年、217–236頁。

日時・場所

日時:12月16日(金) 18時00分〜19時30分

2012年3月9日(金) 17時00分〜18時30分

場所:東京大学駒場キャンパス14号館3階307A教室

キャンパスマップリンク:東京大学 [駒場地区キャンパスマップ(14号館)]


それでは、よろしくお願いいたします。

第15回駒場医学史研究会: Reading Chang Shang Han Lun (Chung-ching)


第15回の駒場医学史研究会から数回にわたって、『傷寒論』を読んで行きます。第一回は、翻刻版4845-4875頁(巻第一)、訳書41-92頁(第一章 脈候)を読みます。

検討文献

稲葉元煕編『新校宋板傷寒論』(龍野一雄(編)『漢方医学大系 12 宋版示旧 傷寒論』京都:雄渾社、1978年)

補助文献

丸山清康訳註『全訳 傷寒論』東京:明徳出版社、1965年。

日時・場所

日時:2月27日(月) 11時00分〜13時00分

追記(2012/2/27):今後、毎週月曜に継続して傷寒論の講読を行います。詳細は藤本まで。

場所:東京大学駒場キャンパス14号館3階307A教室

キャンパスマップリンク:東京大学 [駒場地区キャンパスマップ(14号館)]


それでは、よろしくお願いいたします。

第14回駒場医学史研究会:20世紀イングランドにおける精神衛生


第14回の駒場医学史研究会のトピックは「20世紀イングランドにおける精神衛生」です。
追記:参加者が集まらなかったので、延期とします。3月にまた開催する予定です。

検討文献

高林陽展「精神衛生思想の構築――二〇世紀初頭イングランドにおける早期治療言説と専門家利害」『史学雑誌』120(4)、2011年、461-495頁。

補助文献

高林陽展「慈善医療の商業化とスキャンダリズム――ホロウェイ・サナトリアム精神病院を中心に」『史林』 94(5)、2011年、693-732頁。
高林陽展「第一次世界大戦イングランドにおける戦争神経症――近代社会における社会的排除/包摂のポリティクス」『西洋史学』239号、2010年、217–236頁。

日時・場所

日時:12月16日(金) 18時00分〜19時30分
場所:東京大学駒場キャンパス14号館3階307A教室

キャンパスマップリンク:東京大学 [駒場地区キャンパスマップ(14号館)]


それでは、よろしくお願いいたします。

第13回駒場医学史研究会: Village Doctors in Early Modern Japan

第13回の駒場医学史研究会のトピックは「近世日本における在村医」です。

検討文献

青木歳幸「在村漢学者伊藤忠岱考」塚本学先生退官記念論集編集委員会(編)『近世・近代の信濃社会 : 塚本学先生退官記念論文集』長野 : 竜鳳書房、1995年、35-64頁。

日時・場所

日時:11月14日(月) 10時30分〜12時00分
場所:東京大学駒場キャンパス14号館3階307A教室

キャンパスマップリンク:東京大学 [駒場地区キャンパスマップ(14号館)]


それでは、よろしくお願いいたします。

第12回駒場医学史研究会: Public Health and Women in Modern Japan

第12回の駒場医学史研究会のトピックは「公衆衛生と女性:近代日本」です。

検討文献

成田龍一「衛生環境の変化のなかの女性と女性観」女性史総合研究会(編)『日本女性生活史 4 近代』東京大学出版会、1990年、89-124頁。

日時・場所

日時:8月29日(月) 10時30分〜12時00分
場所:東京大学駒場キャンパス14号館3階307A教室

キャンパスマップリンク:東京大学 [駒場地区キャンパスマップ(14号館)]


それでは、よろしくお願いいたします。

第11回駒場医学史研究会: History of Public Health in Modern Japan

第11回の駒場医学史研究会のトピックは「公衆衛生の歴史:近代日本」です。

検討文献

廣川和花「近代大阪のペスト流行にみる衛生行政の展開と医療・衛生環境」『歴史評論』726、2010年、19-31頁。

補助文献

永島剛「近代日本における疫学的変化と衛生政策の展開――近代化と東京の水系感染症」『歴史学研究』878、2011年、10-14頁。

日時・場所

日時:7月4日(月) 10時30分〜12時00分
場所:東京大学駒場キャンパス14号館3階307A教室

キャンパスマップリンク:東京大学 [駒場地区キャンパスマップ(14号館)]


それでは、よろしくお願いいたします。